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K&N 【ケーアンドエヌ】 オーバル テーパー 44φ














K&N 【ケーアンドエヌ】 オーバル テーパー 44φ
  • 発売元: K&N 【ケーアンドエヌ】
  • メーカー: K&N 【ケーアンドエヌ】


いきなり何かと思うだろうが「エアクリーナー」である。

ご存じない方に説明するとエンジンへ送る空気をろ過、埃塵を止めるための部品である。

吸気効率を左右する重要な部品である。

上のK&N社のエアクリは高効率クリーナーの代名詞的な製品で形状を真似た海賊盤のような製品も市場に数多出回っている。

総じてエアクリーナーというものは使っているうちに目詰まりが起き、性能が悪化するため洗浄もしくは交換が必要である。

K&N社のものは繰り返しの洗浄が可能というのも売りのひとつ。
本当に素晴らしい製品だ。


問題なのは、洗浄に使う専用クリーナーとフィルターオイル(物理吸着促進)が意外とお高く、入手性が悪いということ。


K&N 【ケーアンドエヌ】 フィルタークリーナー
K&N 【ケーアンドエヌ】 フィルタークリーナー
  • 発売元: K&N 【ケーアンドエヌ】








俺がK&Nのユーザーかはさておき、
このへんのクリーナーとオイルが手に入らない場合どうすれば良いのか。

自分も化学屋の端くれである、ちょっと作れるか考えてみた。
DIYというのはパンクの心そのものなのだ。

まずクリーナーの成分を考える。

クリーナーが落とすものはフィルターに付着させてある油分と大気中に含まれる有機、無機を問わない微粒子。おそらく粒子径は数マイクロ~コンマミリオーダーと広範囲にはなるだろう。
それ以上のものは自重で脱離しやすいし、それ以下のものが吸気に混ざっても、すぐにどうなるということはない。
架橋現象を積極利用していないものと考えられ、粘性の高いフィルターオイルに引っ付いているのだろうが、要はこれを落とせばいい。
乳化させるなり鹸化させるなり溶かすなりすれば良い。

つまりは「溶剤」だと端的に考えがちだが、フィルターボディは紙と金属、接着剤、そして合成ゴムが使われている。 あまり強烈なものは使えない。
入手が容易な極性溶媒エタノールは接着剤への攻撃が怪しい。接着剤がシリコンだとか二トリルゴムだとは限らない。そもそも物理吸着した汚れが落ちない。
強力だがアセトンはゴムを犯りかねないので論外。
そもそも本物のクリーナーは水溶液で揮発性が低い。

さらにイトウは、長年のケミカル修行で溶剤吸いすぎて馬鹿になっている。
これ以上かかわりたくない。

ならば、界面活性剤であろう。 
入手が容易で油に強いのはアルキルエーテル系と相場が決まっているが、ようはタダの中性洗剤なわけだ。界面活性剤ときいてとりあえずラウリル硫酸ナトリウムとか言っちゃう俺はお呼びじゃない。 そもそも本物は泡が立たない。

昔「トリトンX」という冗談みたいな名前の界面活性剤で大腸菌の遺伝子を組み換えしていたっけな。あーゆータンパク質変性系は発がん性が恐いんだ。

となると、過酸化水素か。オキシドールとして薄いやつは買えるな。
いやタダの漂白剤だあれは・・・。おととしアレで指紋消えちゃったし。

ならば、アルカリでしょう。 
手に入るのはなのは次亜塩素酸ナトリウムや苛性ソーダだが、ないだろう流石に危険だ。

あーわかった。 炭酸水素ナトリウムだ。重曹だよ重曹。アレの濃水溶液だ。
間違いない。比較的肌に優しく汚れも浮かせて落とす。これだ。正解。

と、ここで答え合わせをする

某社の製品安全データシートによると
クリーナーの成分は

Sodium Metasilicate Pentahydrate のみ CASが6834920。


CASで調べると、「メタケイ酸ナトリウム」   なるほどねー。

Pentahydrateだから5水和物。  ふーん。

はずれじゃん。 おれダッサ。 

もちろんPRTR的に表示義務のない成分もあるだろうが大概は記載するはず。

これが入っている身近なものは
 某社のパイプ洗浄粉末
 洗濯洗剤の粉末タイプの一部。
このへんは主成分としてのメタケイ酸Naというわけじゃない。

濃い奴になると
深夜通販とかで売ってるオレンジの力とミネラル成分で強力に汚れを落とすあれ。
お肌と環境に優しいアレ。 アレの「ミネラル」がつまりメタケイ酸ナトリウム。
しかしアレは高い。

安くあげるとなると・・・・・・
成分がオレンジのアレに近いのは、そう粉末の合成洗油
自動車のエンジンブロック洗ったりするときにつかうアレ。
「サン○スK1」とか「メタルク○ーン」 アレが近い。ホムセンで売ってるし。

そして安い。キロ800円とかで買えるし。薄めると10リッターくらいになる。
超経済的。  
そもそも俺持ってるし・・・


クリーナーはこの辺で代用可能かもしれないということで帰結。




次はフィルターオイルだ。
オイルはやばい、種類がありすぎる。
温度依存性ありすぎて粘性、稠度を想像で合わせられない。
ましてや潤滑目的ではなくゴミの吸着をさせたいと。
とりあえずはエンジンオイルの使用が無難だろう。

糸を引くようなゴミが引っ付きそうな稠度が出ているのはチェーンオイルやギアオイルだが
わざわざ専用品があるぐらいだ、なにかある。


そこで、今回は早々に答え合わせをしておく。

MSDSでは成分表示が
Hydrotreated heavy paraffinic distillate  が97%以上となっていた。
あとはキシレンだった。どうせ粘度調節の溶媒だろ。

Hydrotreated heavy paraffinic distillate は CASで調べると日本語名が存在しない。 全く一般的でない物質なようだ。

米CASだと引火点くらいの情報しかない。

とりあえず訳すと「水素化処理した重パラフィン蒸留物」   
ということはほぼ石油蒸留物でパラフィン系成分だ。
この手のは鎖の数がやかましいくらいあるから単一成分で考えるのはよそう。

石油蒸留して出来るパラフィン分が多いもの・・・・・
それでいて安く上がるもの・・・・・。
やっぱりエンジンオイルだ。

エンジンオイルは「エステル系合成油」と、産油地による分類「ナフテン系」と「パラフィン系」鉱物油に大別されるわけだ。
パラフィンを組成に多く含む原油は米国ペンシルバニア原油。この辺は化学系大学の1年生が習う程度の話。

パラフィン系がなぜいいのかは不問にして、
パラフィン系エンジンオイルで安くあがるものといえば

そう、「バルボ○ン」、
ペンシルバニア原油をエンジンオイルに昇華させた世界最古のメーカー「バ○ボリン」

ホーマックで実売価格が同量のビールと互角な「バルボ○ン」
フラッシングオイルのかわりに使って、30秒でエンジンから捨てちゃったりするアレ。
アレは安い。
いまさらながら思い起こせば合成油と比べて水飴のような性状。
フィルターオイルの代用としてはばっちり。・・・・の気がする。


これでフィルターオイル問題も一応収束。


払う金額自体はそれほど安くならないが、総じて量が10倍近くなる。


これはお買い得といってもいいはず。


まぁ怪しげなパチモンつかうより純正品買おうね。


今日は定時に帰ってしまい暇だったんですよ、俺。



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懲りずにシコシコとGPZ900R 近代化改修中。 もはやただの整備。


今回はリアブレーキパッドとスパークプラグ行ってみよう。



フェロード製シンタードパッド。 メイド イン イタリー。 
定価5250円と高級パッドの部類。 しかしそこは俺。送料込み1800円でゲット。

合わせるブレーキローターはこれまたイタリアはBREAKING社製、フロントのウェーブディスクが主張しすぎなマイバイクだがリアも無駄に高級品。ほんとうに無駄。




使用済みの赤パッドは定年過ぎてもまだ働いてました。ごめんなさい。

3年前に交換時期が来ていたのに
「オンロードバイクのブレーキは フロント99:リア1 」  
というイトウ家家訓によって今の今まで完全放置。

コーナリング中の姿勢制御はフロントブレーキで。 とにかく立たせろ。


次、スパークプラグ。


4番シリンダー。


1番シリンダー。
なぜか生えたにんじん。 
言うまでも無く、伝説の設計ミス「左カムチェーンの雨水抜けない」のおかげ。



見事に腐ってやがる。 ちなみに3万キロ近く使用。

新品にはスリーボンド1910モリブデングリスを塗布後組み付け。 
1本3000円とホームセンターのジャバラグリスとは桁違いの価格だが
「ケミカルイトウ」と渾名された以上、惜しげなく使わなければならない。


そして、新品交換後のアイドリングの安定感は凄い。 



そしてなぜかレーシングマシンのスポンサーになっていた俺の会社。
1円もあげてないけどありがとう。
先週末は三連休で月曜までお休み。

日曜日に後輩たちと、「おぐに雪上エンデューロ」を見に行こうと思っていた。

のだけど、

「山形県西置賜郡小国町」  と  「新潟県長岡市小国町

を 盛大に間違えていたので、急遽キャンセル。サイパンとハワイくらい違う。

予定を変更して、春先に整備予定だったマイバイクを
福島県南から米沢市まで輸送することにした。 ちなみに気温1℃。雪降ってた。

後輩U太のインテグラタイプRを拝借し、親指&小指でヒール&トゥ。いい車だった。
それとRタイプというゲームが昔あったが名作だった。


道中Sheenaが神隠しにあったりいろいろあったけれど、完全省略。


米沢到着後、GPZ900R近代化改修スタート。

とりあえず楽なサイレンサーから。

      旧                     新




WR’Sのバックステップ。
ステップがべダルとプレートにはめ込まれている構造なんだけど、
ブッシュが磨耗してガタが出ていた。  
下手こくと、シフトリンクロッドに干渉してシフトミスを連発するので、部品打ち替えて交換。


   上:旧 下:新

画像は無いけど、グリップも交換。 3万キロ握り締めたグリップは擦り切れてた。お疲れさん。


さらに、サスペンションに空気を充填。 意味不明だが俺のバイクはエアサスなのだ。

チャリの空気入れでエアを充填すると車高が上がる。 0.5気圧充填して終了。
製造から20年経つがエア漏れなし。 意外とすごいぞカワサキ重工。

この日はこのへんで終了。
次なるパーツは注文済み。 楽しみだね。


はい、購入。
カーボンサイレンサー。 やや重い。

なに?今の忍者もツキギのカーボンだろって?

いいんだよあれは、
ボロイし、中古で買って3万キロ近く使ってるんだから・・・・
消音材なんてほとんど残ってないって。
空中を漂って誰かの肺に突き刺さってるって。


このサイレンサー、内径φ60.5と汎用性が高く、
製造元で消音材の交換が終わったばかり・・・
溶接の仕上がりもいい・・・
バッフルも入ったままだ・・・
・・・・・・・というのに異常に安かった。
残業2時間分といったところ。

しかもブランド物。




ちょっとひっくり返してみよう。



わかるかな?
珍しい消音管。略して珍管だね。

スズキ専用とか言わないで欲しい。
着くんだから。


バイクオタクじゃない人にもわかるようにガンダムで喩えると

いや、なんでもないよ。




さて次は何を買うか・・・。

より良いものをクソ安く。







 
先週女性と柔道して負けました。

いとうです。 大外刈りでした。


今日は天気が良かったのでバイクで散歩。

新緑には程遠いが雪解けは間近。

連れ添って5年目の愛車GPZ900Rのバッテリーを充電しギクシャクと走り回る。

半年以上顔を出していないバイク屋に赴き、気恥ずかしさから一見のフリをして
知らないスタッフから出された1杯のコーヒーで3本のタバコを吸う。

「いとうさんですよね?」

声を掛けられる。

店のおばちゃんだった。

「そろそろ保険の更新ですよー」

さすがおばちゃん。ちょっとうれしかった。

任意保険の更新とのことだが、
俺の愛車は20年落ちの走行5万のボロで今年車検がある。

正直なところ悩んでいた。 降りるべきか乗り続けるべきか。
小金もあるし、今が人生で一番体力がある時期だ。

悩んでいた。 もっと速くて楽で壊れないバイクなんていくらでもある。

最近はカワサキZ1000でも買おうかと思っていた。


が、やめた。  やめた。
これじゃあ金にものを言わせたリターンライダーをカモる楽しみが半減してしまう。

ということでZ1000購入予算の1/10程度を投入してGPZ900Rを近代化改修する。

というか、ボロい部分にメスを入れて切ったり貼ったりする。

今日から始める。  

エポキシ樹脂とガムテープの魔術師、イトー電装が復活する。  (架空の会社です。)



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