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右肩上がりです。
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HN:
いとう
性別:
男性
自己紹介:
すてきエンジニヤ(25♂)
好き:酒と女とバイクとロック
あとジョージアの長いやつ
嫌い:もぐりの人。あと若者。
メールはお気軽に下記まで。
itooo_engineering@yahoo.co.jp
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近所のアジアン雑貨の店でガラムを見つけた。
ガラムっていうのは、ちょっと珍しいインドネシアのタバコ。
クローブという草の香油をタバコ葉に染ませたものなんだ。だから火を点けるとなんとも不思議な甘い香りがする。
シナモンのような(いやクローブだけれど)、黒くなったバナナのようなエグい糖分を感じさせる、そんな嫌な人は嫌な香り。 芳香は強烈で、カフェなんかではとてもじゃないが火は点けられない。
僕はこれを2箱だけ買って、ゆっくり楽しんでいる。
タール33mgニコチン1.7mg。いつものタバコの6倍にもなる濃い紫煙。だからちょっぴりゆっくり。
最近の仕事おわりの楽しみだ。
香水臭い更衣室で着替えて、薄ら雪の積もった車を暖気。
セミ・バケットのスポーツシートに尻を収め、一息つく。
手には樽型のブラックの缶コーヒー。 温かい。
水温計の針が動き出すまでの、ほんの数分をゆったりしたShoegazerを聴いて過ごす。
靴紐を結びながら。
携帯は圏外。気にもしない。
フォグだけを灯して夕闇の中をスルスルと走り出す。過給圧をかけずにゆっくりと。
広い社内を走り回って守衛さんに「さようなら」の挨拶をする頃には、エンジンも程よく温まっている。
正門のレールの段差を斜めに入ってゆっくり抜ける。
足回りの硬い、乗り心地の悪い車に乗り続けた悪癖だ。
バックミラーに守衛さんの視線を感じなくなったら、アクセルを少し開ける。
コンデンサに電気の溜まる音のような、ターボのか細い鼻歌を聴きながらクラッチを切ったり繋いだり。
「ボーイズレーサー?俺、おっさんだよ。」
と独り言の出る頃には、国道前のシケインと僕が呼んでいるカーブ。
ウィンカーを出しながらゆっくり止まる。 「止まれ」だから。
車列が途切れるのを待ちながら、カーオーディオのボリュムを少しあげて、
さっき話題にした「ガラム」に火を点ける。
そっと吸い込む。 瞬間、香油に引火してバチバチバチっと音を立てる。
暗い車内で線香花火のおしまいのようなパッとした光も見える。
いろいろな感情が溢れ出す。 青いもの。黒いもの。黄色いもの。
煙を鼻から抜きながら、今日を振り返る。 いや、やっぱり振り返らなかったと思う。
バックギアに入る頃には、切ない気持ちも無くなって白線と平行に駐車することに夢中。
車を降りると長年連れ添った黒いオートバイに一瞥し、春を夢見ながらアパートメントのドアを開ける。
靴箱にぶら下がったテディ・ベア。散乱したブーツ。 僕の家だ。
玄関中に散らばったブランデーのボトルは良いにおいがするから片付けなかった。
リビングにある旧いオーディオの電源を入れ、アンプが温まるとチタニウムのコーンからオルガンの音。
鼻歌を歌いながら、我が家で一番狭い部屋に行く。
ズボンと下着を同時に降ろし、U字型のイスに腰掛けると電熱線が通っていて温かい。
リビングは凍えるほどだから、このときばかりは小さな個室が我が家で一番暖かい。
ドアは開けっ放し。遠くで鳴るオルガンにベースがまとわり付いてきたら
腰掛の傍に平積みにされた雑誌から目をつむって一冊抜き取る。
今日は、「一般××学概論」
ちえ、漫画が良かったなぁと思いながら一日の穢れを体から出そうとする。
少し腹に力を入れたところで、僕は大変なことに気がついた。
痛い。 臀部が・・・・・・・痛い!!
灼けるようだ! いや、しかし刺すようだ!
僕は西部劇の
保安官のピースメーカーから放たれた鉛弾を腹に食らい
うめく悪党の今際の言葉のように呟いた。
「これ・・・・・・痔・・・・だ・・・ろ・・・・・・。」
呟くと膝を抱えた。
もうだめだ。
冷や汗をかきながら、脳裏をよぎるのはネットで聞きかじった知識。
†“吸い過ぎるとクローブの成分の影響で痔になる恐れがある為、注意が必要。”
ウィキペディア、「ガラム」の項より抜粋。
たった二箱で?馬鹿な!ありえない!
これはガラムのせいなんかじゃない!きのう食べた豚汁に唐辛子をいっぱい入れたのがまずかったんだ!
今、無理やり納得している。
これから僕の闘病生活が始まる。
切ない。 明日が来るのが、恐い。
ガラムっていうのは、ちょっと珍しいインドネシアのタバコ。
クローブという草の香油をタバコ葉に染ませたものなんだ。だから火を点けるとなんとも不思議な甘い香りがする。
シナモンのような(いやクローブだけれど)、黒くなったバナナのようなエグい糖分を感じさせる、そんな嫌な人は嫌な香り。 芳香は強烈で、カフェなんかではとてもじゃないが火は点けられない。
僕はこれを2箱だけ買って、ゆっくり楽しんでいる。
タール33mgニコチン1.7mg。いつものタバコの6倍にもなる濃い紫煙。だからちょっぴりゆっくり。
最近の仕事おわりの楽しみだ。
香水臭い更衣室で着替えて、薄ら雪の積もった車を暖気。
セミ・バケットのスポーツシートに尻を収め、一息つく。
手には樽型のブラックの缶コーヒー。 温かい。
水温計の針が動き出すまでの、ほんの数分をゆったりしたShoegazerを聴いて過ごす。
靴紐を結びながら。
携帯は圏外。気にもしない。
フォグだけを灯して夕闇の中をスルスルと走り出す。過給圧をかけずにゆっくりと。
広い社内を走り回って守衛さんに「さようなら」の挨拶をする頃には、エンジンも程よく温まっている。
正門のレールの段差を斜めに入ってゆっくり抜ける。
足回りの硬い、乗り心地の悪い車に乗り続けた悪癖だ。
バックミラーに守衛さんの視線を感じなくなったら、アクセルを少し開ける。
コンデンサに電気の溜まる音のような、ターボのか細い鼻歌を聴きながらクラッチを切ったり繋いだり。
「ボーイズレーサー?俺、おっさんだよ。」
と独り言の出る頃には、国道前のシケインと僕が呼んでいるカーブ。
ウィンカーを出しながらゆっくり止まる。 「止まれ」だから。
車列が途切れるのを待ちながら、カーオーディオのボリュムを少しあげて、
さっき話題にした「ガラム」に火を点ける。
そっと吸い込む。 瞬間、香油に引火してバチバチバチっと音を立てる。
暗い車内で線香花火のおしまいのようなパッとした光も見える。
いろいろな感情が溢れ出す。 青いもの。黒いもの。黄色いもの。
煙を鼻から抜きながら、今日を振り返る。 いや、やっぱり振り返らなかったと思う。
バックギアに入る頃には、切ない気持ちも無くなって白線と平行に駐車することに夢中。
車を降りると長年連れ添った黒いオートバイに一瞥し、春を夢見ながらアパートメントのドアを開ける。
靴箱にぶら下がったテディ・ベア。散乱したブーツ。 僕の家だ。
玄関中に散らばったブランデーのボトルは良いにおいがするから片付けなかった。
リビングにある旧いオーディオの電源を入れ、アンプが温まるとチタニウムのコーンからオルガンの音。
鼻歌を歌いながら、我が家で一番狭い部屋に行く。
ズボンと下着を同時に降ろし、U字型のイスに腰掛けると電熱線が通っていて温かい。
リビングは凍えるほどだから、このときばかりは小さな個室が我が家で一番暖かい。
ドアは開けっ放し。遠くで鳴るオルガンにベースがまとわり付いてきたら
腰掛の傍に平積みにされた雑誌から目をつむって一冊抜き取る。
今日は、「一般××学概論」
ちえ、漫画が良かったなぁと思いながら一日の穢れを体から出そうとする。
少し腹に力を入れたところで、僕は大変なことに気がついた。
痛い。 臀部が・・・・・・・痛い!!
灼けるようだ! いや、しかし刺すようだ!
僕は西部劇の
保安官のピースメーカーから放たれた鉛弾を腹に食らい
うめく悪党の今際の言葉のように呟いた。
「これ・・・・・・痔・・・・だ・・・ろ・・・・・・。」
呟くと膝を抱えた。
もうだめだ。
冷や汗をかきながら、脳裏をよぎるのはネットで聞きかじった知識。
†“吸い過ぎるとクローブの成分の影響で痔になる恐れがある為、注意が必要。”
ウィキペディア、「ガラム」の項より抜粋。
たった二箱で?馬鹿な!ありえない!
これはガラムのせいなんかじゃない!きのう食べた豚汁に唐辛子をいっぱい入れたのがまずかったんだ!
今、無理やり納得している。
これから僕の闘病生活が始まる。
切ない。 明日が来るのが、恐い。
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痔だ痔だ!!
お医者さんの触診では、歯ぁくいしばってなぁ~
声出ちゃうよ。。。
アレは半端なく痛いらしいっすね。
ところでいとうさんは自宅じゃノーパンスタイルなのかい?
春の風物詩ストリーキングにはまだ若干早いっすよ。
U字型の椅子をやっと理解したよ。
別にプライベートはアダム状態で過ごしているってわけではないのね。
痛いです。 引っ込めるとき痛いです。←なにを?!